猛暑が続く季節になると窓の防熱対策を考える人も少なくありません。しかし、「どういった方法が有効かわからない」「どのくらいの費用がかかるのかわからない」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。近年、猛暑日は増加傾向にあり、確実な対策を高じていないと室内においても体調に支障を来すこともあります。窓の防熱対策として特に効果が認められているのは、遮熱効果のあるカーテン・遮熱フィルム・遮熱効果の高い窓ガラスの3点です。
最近では遮熱効果のある素材の研究が進んでおり、カーテンにも数多く利用されています。厚地タイプ・レースタイプの2種類があり、厚地タイプだと強い太陽光でもブロック可能です。ただし、部屋が暗くなるというデメリットがあり、遮熱性はやや劣るもののレースタイプが好まれる傾向にあります。遮熱フィルムは簡単に貼り付けるだけで、一定の効果があることから人気が高い方法です。
ただし、遮熱フィルムそのものが傷つきやすく耐久性に難があります。さらに、窓ガラスの種類によって貼り付けできない場合もあるので注意が必要です。根本的な防熱対策を施すなら、遮熱効果の高い窓ガラスへの交換が最適だといえます。ガラス自体に遮熱性能があるため、彩光にも影響が少なく様々なサイズに対応可能です。
さらに、断熱効果も期待できることから冬場の防寒対策にも効果が期待できます。交換にかかるコストは工賃を含めて１枚当たり10～30万円が相場となりますが、根本的な防熱対策が可能である点を考えれば決して高価だとはいえないでしょう。