窓からは室温が逃げやすいので防熱が必要

住宅の光熱費を抑えたいのならば、高気密や高断熱性を重視して住宅設計する方がいいです。とくに大切なことは窓の配置になります。通常は室温が外に逃げ出す比率は窓付近が50%強であり、壁や床などからが15%程度になると言われているのです。だからこそ防熱の観点から二重サッシにしたりペアガラス仕様にすることで、室温の外部流出を防ぐ効果を設計に組み込むことが大切になります。

ペアガラスにはより高性能なガスを充填したモデルや、ガラスでも熱伝導率が低い物などがあり、景観と防熱を両立してくれる優れたインテリア部材があるのです。高価な部材ではあるものの、住宅は1年や2年などのスパンではなく、数十年は居住するので、投資に見合った設備であることは間違いありません。一日の疲れを癒してリラックスしたり、高齢者は寒暖差を減らしてヒートショック対策になります。窓からの暖かい空気や冷たい空気の逃げ出しを防ぐことと、外気を上手に取り入れるシステムが室内環境を快適にする秘訣です。

現在は外気コントロールのシステムが、住宅会社やハウスメーカーや家電メーカーが協業して技術開発を行い、防熱を含めてトータル設計をしております。暮らしやすく快適な環境を実現し、住みやすさとランニングコストを両立させるのは、部屋の間取りだけではなく高気密や断熱性能、外気コントロールが重要になるのです。こうした設計をすることでエアコンの効率も良くなり、電気代を節約する効果もあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です