家を購入する人で、一戸建て住宅を検討している場合、十分な計画が必要となるでしょう。建売住宅の購入では、ほとんどの購入者が見た目で選ぶと言われます。しかし、住宅購入はほとんどの人で、一生に一度しかない大きな買い物となるでしょう。住宅購入を現金で決済する人はよほどお金に余裕がある人で、普通はローンを組むことが多いはずです。
住宅ローンの金利は初期の10年が金利でそこからさらに20年ほどかけて元金を返すことになり、一生を掛けて支払いをしなければいけません。住宅販売で大きな、幅を取っているのが土地価格であり、次に施工や建築に携わる人件費、宣伝広告費、営業費、と続き、材料費はもっとも低いと言われています。中でも、宣伝広告費を大きく掛けた大手ハウスメーカーでは、宣伝広告費が膨大になります。土地価格は公定価格が基準となります。
様々な経費に費用を掛ければ、材料を抑えなければいけません。地方で良く見られる傾向として、大手企業の工場跡をハウスメーカーが安く買取り、その中に100戸ほどの建売住宅の建設・販売を手掛け、新興住宅地として〇〇台とか〇〇ニュータウンなどの名称で一斉に売り出しがされることがあります。大手ハウスメーカーはスケールメリットを得るために、資材の大量仕入れを行い、同じスタイルの一戸建てを何件も建てます。少々の変化を持たせるも、100戸の住宅の中に同じ間取りやスタイルの一戸建てが何件もあります。
さらに排水系統などが簡素化され、台所やトイレなどの位置にも規則性があります。本来は、建物の値打ちに高い評価がされなければいけない住宅購入が見た目に走るのは、相手のハウスメーカーの販売ノウハウの高さにあるのです。